2022/10/25塗り絵
■目次
美しい水彩画を描いてみたい。
誰しも一度は思うことですが水彩画は水を使うので予測できないにじみや ムラができたりコツを掴むのが難しい画材です。 しかし水彩色鉛筆を使えば、手軽に水彩画の魅力を体験することができます。
普通の色鉛筆として使うのはもちろん、水彩色鉛筆で塗った後に水筆で溶かしたり、 乾かした後にタッチを加筆してみたり、紙を濡らしてから線を引いてみるなど 工夫次第で水彩画より魅力的な絵が描けるかもしれません。
水彩色鉛筆を持って旅先で巡り会えた素敵な風景や食材を手軽にスケッチしてみませんか。
鉛筆で薄く下絵を描きます。画面の真ん中に大きく描くのがコツです。フルーツは曲線ですが、直線で大まかに描いていくと形が取りやすいです。
鉛筆は文字を書くときの持ち方より寝かして描くと力が入りすぎず、薄く消しやすい濃さで描けます。
薄く描いた鉛筆の線をたよりに主線を描きます。鉛筆で描いても良いですし、油性の色鉛筆を使うと水に溶けないので便利です。今回はファーバーカステルの油性色鉛筆378番を使って主線を描いてみました。 主線を描いたら下絵の鉛筆を消しましょう。
ラ・フランスの下地を塗ります。404番の黄色を全体に塗っていきます。光が当たっているハイライトは紙の白を残して置くとみずみずしくなります。
471番の薄い緑を先ほどの黄色の上に乗せていきます。その後つづけて470番の緑を重ねて立体感を出していきます。
付属の筆でラ・フランス全体に水をつけて溶かすと、水彩で描いたようなタッチになります。
全体が乾く前に、白く残したい部分をティッシュなどで軽く押さえると光が当たったようなハイライトが描けます。
ちょうど良いタイミングでドライヤーなど使うと希望のボケ足で定着できます。よく乾かしておくと次の作業にすばやく取り掛かれます。
完全に乾いた後、473番の緑を使って影を描き込み立体感を出していきます。ハイライト部分は紙の白を残して進めていきます。
軸と葉を描きます。軸は483番で塗ります。光が当たっている方は薄く、影を濃く塗っていくと立体感が出ます。葉は471番の薄い緑で全体を塗ります。
葉の緑を水で溶かしていきます。
水をつけた葉は完全に乾かします。 軸はさらに476番、葉は471番と459番を使って立体感を付 けていきます。そのとき、中心の葉脈は下地のうすい緑色を 細く残すと葉の感じがしっかり表現できます。
仕上げに表面の柄を473番と483番で描いて完成です。 柄はリアルに描こうとせず線を置く感じでラフに描くとおしゃれになります。
最後に文字など添えると贈り物として喜ばれます。 ぜひお好みの色で、お好きなメッセージを添えてみ てください。
普通の色鉛筆としても使えるファーバーカステルの色鉛筆。 なめらかな描き心地で色を重ねてもきれいに混色できます。 芯が柔らかいため水筆で簡単に溶け発色もきれいです。 プロはもちろん初心者の方にも手軽に水彩画を味わえるおすすめの水彩色鉛筆です。
普通の色鉛筆としても使えるファーバーカステルの色鉛筆。 なめらかな描き心地で色を重ねてもきれいに混色できます。 芯が柔らかいため水筆で簡単に溶け発色もきれいです。 プロはもちろん初心者の方にも手軽に水彩画を味わえる おすすめの水彩色鉛筆です。
いけだゆうフリーランスアーティスト
小さい頃からイラストを描くことが好きで高校生のころ毎日提出する日誌にオリジナルキャラクターをたくさん描いていました。
先生や友人に褒めてもらえたことが嬉しくて本格的にイラストの勉強がしたいと思い美術大学に進学しました。
現在は印刷会社に勤務してデザインの仕事をしながら、オリジナルキャラクターや女の子のイラストを描いていま す。
© 2021 Shachihata Inc.