スタンプラリーの効果

スタンプラリーの実証実験として、「大須商店街」内でスタンプラリーを実施

日毎にスタンプラリーの設置数を変えて、それぞれの条件でスタンプラリーおよびアンケートを実施しました。
アンケートにお答えいただいた方に景品をプレゼント。

期間
2013年11月09日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日) 4日間 11:00〜18:00
場所
大須商店街(名古屋市中区大須)
日付
条件
11月09日(土)
1箇所でアンケートのみ実施
11月10日(日)
5箇所でアンケートのみ実施
11月16日(土)
10箇所でアンケートのみ実施
11月17日(日)
15箇所でアンケートのみ実施

調査結果

回遊性の向上
設置場所は5箇所よりも、15箇所のほうが平均立ち寄り店舗数が約1.3倍になりました。
滞在時間の向上
スタンプラリーに参加している人は、滞在時間が約1.4倍になりました。
副次的効果
年代を問わずスタンプラリーへの満足度は9割以上、特に10代のスコアが高くなりました。

回遊性の向上

スタンプラリーを実施する際に、ラリーポイントの設置数が多いほうが立ち寄り店舗数が増す。
(15箇所>10箇所>5箇所)
ラリーポイントを回る過程で店舗にも立ち寄ったと推測されます。

ラリー実施日別 x 立ち寄り店舗数
ラリー実施日別 x 立ち寄り店舗数

「知らなかった店を発見」:ラリー参加者の38.6%
「入ったことのない店に入った」:ラリー参加者の35.1%
「入ったことのないエリアを訪れた」:ラリー参加者の23.9%
新店発見、新店開拓、新エリア開拓など、スタンプラリーによる回遊促進の成果がみられました。

回遊性の向上

滞在時間

スタンプラリーを実施することで滞在時間が長くなる。

実施日別 x 所要時間別(分)
実施日別 x 所要時間別(分)

ポイントの設置数が多いと、より滞在時間が長くなる。
(15箇所>10箇所>5箇所)

実施日別 x 所要時間別(分)
実施日別 x 所要時間別(分)

ラリーポイントの番号を記すほうが滞在時間が長くなる。
番号を記すことで参加者の動線をコントロールすることができたと推測されます。

指定番号ありなし x 所要時間別(分)
指定番号ありなし x 所要時間別(分)

副次的効果 満足度

性・年代問わず、スタンプラリーへの満足度は高く、特に10代のスコアが高い。

性別・年代別 x スタンプラリー満足度
性別・年代別 x スタンプラリー満足度

スタンプラリーの完走率は約55~57%となり、箇所数が増えても低下しない。

ラリー実施日別 x 完走率

初日 57.0%
2日目(5箇所) 57.6%
3日目(10箇所) 57.6%
4日目(15箇所) 54.6%

※(回収数合計 ÷ 配布数合計) × 100 = 完走率として、日別に集計